1999-04-27 ArtNo.18927
◆<馬>ヒューレット、ペナン工場にM$7億追加投資
【ペナン】ヒューレット・パッカード・マレーシア(HPM)は、ペナン工場に7億Mドルを追加投資する。
HPMのTan Bian Ee重役(MD)が23日記者会見し、語ったところによると、HPMは1997年10月に10億Mドルの投資を約束したが、今回の7億Mドルはこれに上乗せされる。これにより5年間の累積投資は17億Mドルに達する。
新規投資に伴い、HPM傘下のコンポーネンツ・グループはビジネス・マネージメント、情報技術(IT)、オーダー・フルフィルメント(受注から納品までの総合アレンジ)に責任を負い、また無線周波数/マイクロウェーブ技術のセンターになることを目指す。
HPMのコンポーネンツ・グループは、オプトエレクトロニク製品と運動制御に関わる2つの世界ビジネス・ユニットを傘下に収める。これら2部門は世界的な製造/研究開発(R&D)/マーケッティング業務を手がける。
オプトエレクトロニク関連製品は主にオフィス自動化、産業用製品、検査機器、自動車等の業界で使用され、運動制御製品はプリンター、産業自動化、医療機器等に使用される。
コンポーネント・グループ傘下のオーダー・フルフィルメント・マネージャーも兼ねるタン氏によれば、HPMは受注から納品に至る完全なサプライ・チェーンのマネージを手がける。オーダー・フルフィルメント部門はオーダー・マネージメントから製造、ロジスティクスまでをモニターする。
短期的にHPMは親会社のために上記2つのビジネス部門の業務を完全に引き継ぐ。このことには、HPMの製造/R&D/マーケッティグ領域の能力に対する親会社の信頼が反映されている。
ペナン州のコー・ツークン首席大臣によると、1997年10月から5年間の17億Mドルの投資約定は、HP社が1972年にマレーシアに進出して以来25年間の累積投資15億Mドルを上回る。HP社がこうした追加投資を決めた背景には、通産省が同社に与えた10年間のパイオニア・ステータスも関係しているものと見られる。HP社はまたITサポート・センターを米国からペナンに移転すると言う。(STAR:4/24)
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