1999-04-26 ArtNo.18917
◆<印度>史上初の共産党政権誕生も?
【ニューデリー】ゴウダ元首相やグジュラル前首相の政権を支えた統一戦線(UF)グループは西ベンガル州のJyoti Basu首席大臣を次期政権の首班に押す動きを見せている。
バス首席大臣が属するインド共産党左派(CPI-M)は24日に会合、同問題を協議したもようだ。前回同様国民会議派の閣外支持を取り付け、連立政権の組織を図るものと見られる。合意が成立すれば、インド史上初の共産党に率いられるれる連立政権が誕生することになる。
一方、ナラヤナン大統領は23日、ソニア・ガンディー女史の求めに応じ、国民会議派による少数政権樹立のための工作に時間的猶予を与えた。
この日大統領に国会議員233人の支持レターを提出したソニア女史は、約束した48時間以内に272人の支持を取り付けることができないことを認め、時間的猶予を求めた。
大統領がソニア女史の求めに応じたことは、インド人民党(BJP)及びその支持政党には驚きをもって迎えられたようだ。BJPの某閣僚は大統領の裁定は陰謀と語った。
一方、Mulayam Singh Yadav氏は大統領に同氏とSamajwadi Partyの20人の議員は国民会議派政権を支持せぬことを明記した書状を提出した。(ET,TH:4/24)
なおインド国会下院は22日、新年度大蔵予算案と鉄道予算案を無修正で、全く審理せずに通過、全プロセスは僅か15分で完了した。(ET,IE,TH,THBL:4/23)
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