1999-04-26 ArtNo.18915
◆<馬>年内にUS$20億、来年末までにUS$158億起債
【クアラルンプル】マレーシアは今年内に20億米ドル、2000年末までに158億米ドルを海外起債し、調達した資金は国内金融システムの再編や景気刺激措置に充当する。
マハティール首相が22日、国会に第7次マレーシア計画(7MP)の見直し報告書を上程後記者会見したところによると、マレーシアは国内に十分な資金を有するが、国民は、国際格付け機関の評価に関わらず、マレーシアが海外債券市場で資金を調達する信用を備えていることを立証するよう望んでいる。マレーシア経済は既に回復の軌道に乗ったが、海外の信用格付け会社の評価は、こうした事実を反映していないと言う。
首相は起債の時期、引受機関等の詳細は語らなかったが、業界筋は7月以前にも起債が行われると予想している。
一方、マハティール首相はこの日の国会で、向こう2年間の政府支出を220億Mドル追加し、景気を刺激する考えを明らかにした。これにより7MP期間の政府支出は当初予定の670億Mドルから890億Mドルに拡大する。(LZ,STAR,NST,MBT,ST,BT:4/23)
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