1999-04-22 ArtNo.18878
◆<星>S.パワー、信用格付け依頼
【シンガポール】電気/ガス会社シンガポール・パワー(SP)は、国際市場での起債を目指し、信用格付け会社に格付けを依頼している。
SPのHo Kwon Ping会長が19日催された電力産業会議の休憩時間にマスコミに語ったところによると、これによりSPもジュロン・タウン公社(JTC)や住宅開発局(HDB)の後塵を拝し、国際資金市場で独自に資金を調達することになるが、当面は固定金利市場での資金調達が中心になる。SPの今年3月末時点の現金と定期預金の総額は4億Sドル以上にのぼり、目下のところ資金需要は内部資金で賄うことができる。
シンガポール政府は先月、SPは2001年までにPowerSenokoとPowerSerayaの2発電所を親会社のTemasekに売却すると発表した。これらの発電所はSPの総資産の3分の1と、歳入の55%を占めている。
ホー氏によると、上記2発電所を売却後も、SPは依然としてシンガポール最大規模の、また好収益を上げる企業で、同売却はSPの上場計画の妨げにはならない。しかし最終的上場の時期はやはり政府により決定される。
SPは海外における発電/送電、あるいは電気通信事業関連の投資機会を積極的に探って行くと言う。(ST,BT,LZ:4/20)
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