SEAnews 1999-04-21 ArtNo.18871

【ニューデリー】国民会議派は、インド人民党(BJP)以外の党派の閣外協力を得、単独政権の樹立を目指している。
新政権樹立を阻害する様々な問題が依然未解決だが、連立政権樹立に消極的な国民会議派は19日には左派共産党(CPI-M)、インド・アンナ・ドラビダ進歩同盟(AIADMK)幹部と会談した。
この日記者会見した国民会議派のソニア・ガンディー女史は木曜までに新政権を樹立することに自信を表明するとともに、仮に大統領が望むなら国会議員の信任状も準備する意向を表明した。
この日共産党左右両派は、国民会議派の単独政権も可能との姿勢を示したが、フォアード・ブロック及びＲＳＰは国民会議派に率いられる政府には協力せぬ立場を重ねて表明、左翼政党の足並みも揃っていない。
こうした中でＢＪＰ側は269議席の支持基盤を維持しさえすれば、新政権の樹立は困難で、バジパイ政権に再び出番が回ってくると観測しているようだ。(ET,TH:4/20)