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1999-04-21 ArtNo.18864
◆＜星＞地元ＩＴ企業オアシス、ベルギー企業の出資得て海外進出
【シンガポール】地元情報技術(IT)サービス会社のオアシスは、ベルギーの急成長企業リアル・ソフトウェアの出資を得、初めて海外ベンチャーに乗り出す。
オアシスのArun Devan重役(MD)によると、先ずタイとオーストラリア市場の開拓が目指される。オアシスは主にＳＡＰソフトウェアを用いたＩＴサービスを手がけているが、必要が有ればリアル・ソフトウェアの製品も利用する。オアシスは今年3月31日にリアル・ソフトウェアから600万Ｓドルの出資を得た。これに伴いデヴァン氏の出資率は46.5％に縮小、リアルが残りを占めている。
昨年の営業額は500万Ｓドル、利益は50万Ｓドルで、今年の売上は750万Ｓドルを見込んでいる。この内70％は新規顧客からのものになる。また今年は新たに20人を雇用、スタッフも60人に拡大する。
ブリュッセル証取上場のリアルは急成長を遂げており、そのスタッフは1997年の404人から1800人に増加、昨年の営業額は前年の3倍の1億2900万ユーロ、純益は146％増の910万ユーロをマークした。同社は大量のＩＴ企業を買収し、成長の原動力としている。
デヴァン氏によると、オアシスはリアルのサプライ・チェーン・テクノロジーを利用し、シンガポールや域内の法人顧客に奉仕する計画と言う。(BT:4/19)
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