1999-04-20 ArtNo.18850
◆<星>国民の投資支出、昨年S$50億ダウン
【シンガポール】経済危機の最中に関わらず、シンガポーリアンの昨年の世帯収入、世帯支出、世帯当たりの貯蓄は、何れもプラス成長を保ったが、住宅や金融商品に対する投資は激減した。
統計局が15日発表したところによると、昨年の世帯収入の総額は前年比2.9%増の818億Sドル、世帯支出総額は2.0%増の596億Sドルで、可処分所得も3.4%増の791億Sドルに達した。しかし、前年の各9.9%、7.2%、10.4%に比べ伸び率は顕著に鈍化している。また収入の伸びに比べ支出の伸びが低かったことから貯蓄は7.8%増の195億Sドルに達した。しかし不動産や金融商品への投資額は前年の360億Sドルから310億Sドルに50億Sドル(13.8%)縮小した。
統計局は、経済状況が改善し、世帯収入が増加しない限り、シンガポールの小売業界や不動産業界は、国内需要にはそれほど期待できないとしている。(ST,BT,LZ:4/16)
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