1999-04-19 ArtNo.18843
◆<印度>Jindal、米国製鉄所買収等に600クロー投資
【ムンバイ】Jindal Steel and Power Ltd(JSPL)は600クローの拡張計画の下、米国の2つの圧延工場の買収/移転、110MW(メガワット)発電所の建設、マドヤプラデシュ州Raigarhにおけるホット・メタルの製造等を計画している。
JSPLのNaveen Jindal重役(MD)によると、米国の2プラントは年間大型鉄鋼構造物合計50万トンを製造でき、買収後、同社のRaigarh工場に移転される。ローリング・ミルを新たに建設するコストは600~700クローにのぼるのに対して、既存工場を買収し、移転するコストは175クローで済み、遙かに経済的である。ローリング・ミル・プロジェクトのコストの半ばは社内留保資金で賄われ、残りは借り入れられる。
Raigarhにおける110MWの発電所の建設コストは300クローで、発電された電力の内50MWはマドヤプラデシュ電力局(MPEB)に供給され、残りはスチール及びフェロクロム製品の製造に利用される。
ホット・メタル製造事業の投資額は100クローで、金融機関の支持の下にプロジェクトを進める。Raigarh工場では目下、海綿鉄、スチール・スラブ、ハイ・カーボン・フェロ・クロムが製造されている。
年商2500クローのOP Jindal groupは最近の組織再編後、Ratan Jindal氏、Sajjan Jindal氏、P R Jindal氏、Naveen Jindal氏の4兄弟が、それぞれJindal Strips Ltd、Jindal Iron and Steel Company、Saw Pipes Ltd、Jindal Steel and Power Ltdの経営を引き受けた。(ET,THBL:4/17)
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