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1999-04-19 ArtNo.18834
◆<星>ケッペル、シンガポール石油の24.5%権益買収
【シンガポール】シンガポールの政府系複合企業Keppel Corporationは、やはり政府系の石油会社Singapore Petroleum Company(SPC)の1億360万株(総発行株式の24.5%)を、1株1.20Sドル、総額1億2432万Sドルで、買収すると発表した。
ケッペルの発表にると、売り手は政府系のDBSバンク。ケッペルはケッペル・コープの2530万株(総発行株式の3.3%)を私募にかけ、買収資金を調達する。ジャーディン・フレミング・セキュリティーズが1株約5Sドルで引き受ける。ちなみにこの日のケッペル株の引け値は5.10Sドルだった。
今回のSPC権益買収は、石油の精製/流通/貿易業務への進出と、エネルギー・ビジネスの拡大を目指す、グループの市場戦略に基づくもの。
一方、DBSバンクは、SPCの24.5%権益をケッペルに売却する他、両社にもシンガポール政府投資会社タマセクにも関係せぬサードパーティーに、やはり1株1.20Sドルで別に640万株を売却する。これにより合計1億1700万Sドルの利益を実現する。タマセクは引き続き、SPC最大株主の地位を維持する。
ケッペルの買収したSPCの24.5%の権益は、公開買付義務が生じる25%を0.5%ポイント下回っている。ケッペルはこの点に関して当面同持分を維持するが、機会が到来すれば、さらに買い増す可能性もあるとしている。
ケッペル・コープは向こう2年間にSPC持分を徐々に傘下のケッペルFELSに移転する。ケッペルFELSはオイル・リグの建造を中核業務とし、発電事業等、下流部門への進出も図っている。ケッペルFELSは姉妹会社ケッペル・インテグレーテッド・エンジニアリングと合併し、ケッペルFELSエネルギー・アンド・インフラストラクチャーに社名を変更する計画だ。
SPCはシンガポールにおける海事燃料油取引市場の15%のシェアを占め、チャンギ空港への燃料供給でも第2位の地位を占めている。同社はシンガポール・パワー及びトゥアス・パワーへの主要な燃料供給業者で、シンガポール国内に7つのガソリン・スタンドを経営している。同社は日産28万5000バレルのシンガポール・リファイニング・カンパニーPte Ltdに3分の1出資している。SPCは域内経済危機や中国の石油製品輸入規制の打撃を受け、1998年度に1850万Sドルの損失を計上した。前年度は1560万Sドルの純益を計上していた。(ST,BT,LZ:4/15)
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