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1999-04-16 ArtNo.18820
◆＜星＞首相、アジア経済に陰影投じる４大リスクに警鐘
【バンダル・スリ・ブガワン】ゴー・チョクトン首相は13日、ブルネイ政府要人や公務員幹部を前に講演、アジア経済の回復に障害を及ぼす恐れのある4大リスクを提起するとともに、ＡＳＥＡＮ諸国が共同で海外投資家を誘致よう提案した。
ブルネイ民事サービス学院主催の密室会議の席上、ゴー氏が語ったところによれば、第1の懸念材料はウオール・ストリートに生じたバブルの破裂。もしそうした事態が生じれば、米国消費者に大きな心理的打撃を与え、米国経済が脱線する恐れがある。しかし米国証券市場は依然として強気が弱気を抑え、今年一杯上げ相場が続く見通しだ。2番目の懸念要因は日本政府の刺激措置や金融市場再編努力にも関わらず、日本経済に復調する気配が見られぬこと。第3番目は、中国経済の成長が鈍化し、社会不安が生じることで、第4は6月の総選挙後もインドネシアの動乱が持続すること。
アジア経済は、既に不振の底に達した感が有るものの、ボトムから浮上するのは、そう容易ではなさそうだ。
こうした中で首相はＡＳＥＡＮ諸国が共同で米国、日本、欧州におけるロードショーを催し、域内への投資誘致を図ることを提案した。(ST,BT,LZ:4/14)
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