1999-04-14 ArtNo.18789
◆<星>技術培養計画の下、ハイテク新設企業15社に補助
【シンガポール】テクノプラナーシップ振興を目指して国家科学技術局(NSTB)が創設した新スキームの下、ハイテク・スタートアップ企業合計15社が、ハイテク培養管理会社(IMC:インキューベーター・マネージメント・カンパニー)3社からシード・キャピタルと経営支援を受けることになった。
技術培養計画(TIP:テクノロジー・インキューベーター・プログラム)と命名された同スキームの下、情報技術(IT)、生命科学、その他の研究開発(R&D)関連部門のスタートアップ企業は、年間最高30万Sドル、最長2年にわたり、R&D及びビジネス・コストの85%までを補助される。これと引き替えにNSTBとIMCはスタートアップ企業の30%以上のシェアを握ることになる。
NSTBによりIMCに指名された3社とは、Ginosko Management Co Pte Ltd、Corporate Brokers International Pte Ltd、Plan-B Technologies Pte Ltd。
提供される資金の一部はNSTBがこの3年間のパイロット・プロジェクトのために確保した1080万Sドルの基金から支出される。
NSTBのChong Lit Cheong局長(CEO)によると、TIPの下、スタートアップ企業は、当初2年間そのテクノロジー・ビジネスを実行する十分な財源を得られ、別途ベンチャー・キャピタル・ファンド資金を取り入れることもできる。スタートアップ企業はIMCから経営管理面の支援も受けられる。
NSTBは3年後にTIPの進捗状況に見直しを加え、一層の資金を注入する可否、補助対象企業の拡大の可否等に判定を下すと言う。(BT,LZ:4/12)
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