1999-04-12 ArtNo.18757
◆<星>松下、S$4.5億投じHDD製造能力等拡張
【シンガポール】松下電器産業はシンガポール業務に向こう3年間に4億5000万Sドルを投資する。
アジア・マツシタ・エレクトロニク(AMS)が8日催した25周年式典後、森田洋一社長が明らかにしたところによると、この内2億5000万Sドルは米国ディスク・ドライブ・メーカー、クアンタムとの契約製造業務に投じられ、マツシタ・コトブキ・エレクトロニクス・インダストリーズ・シンガポールのディスク・ドライブ製造能力が現在の年間1150万ユニットから2001年までに1350万ユニットに引き上げられる。
また1億Sドルはデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)プレーヤーやミニ・ディスク等のデジタル消費財の製造に投じられる。この他、ロジスティクスの強化には1500万Sドルが投じられ、残りはマツシタの7つの製造部門と半導体開発に充当される。
アジア経済が依然としてリセッションから抜け出せない状況下に何故シンガポールへの投資を決めたかに関して、森田社長はアジア経済の再建に乗じ組織を再編するのが狙いと語った。それによると、アジア各国のビジネスに見直しを加え、刷新、再編を行うには今が絶好の時機と言う。(ST,BT,LZ:4/9)
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