1999-04-07 ArtNo.18714
◆<星>域内ITサービス市場、年率25%の成長維持
【シンガポール】アジア太平洋地域(日本を除く)の情報技術(IT)サービス市場は今年、昨年比24%増の225億米ドルをマーク、2003年にはさらに668億Sドルに拡大する見通しだ。この間の成長率は年率25%前後と見込まれる。
市場調査会社デタークエストが5日発表したところによれば、今年の成長は、Y2K(2000年)問題の克服を目指す企業等に牽引され、この他の成長領域にはEコマース及び関係ネットワーク領域が含まれる。同領域は2003年まで年率29%の成長が見込まれる。しかし絶対額は目下のところ16億米ドルと依然として規模が小さい。
アジア太平洋地域のIT市場は、昨年810億米ドルに達したが、前年比3%の成長にとどまった。内サービスが22%、ハードウェアが31%、電気通信機器が36%、ソフトウェアが10%、エレクトロニク・ワーク・プレースが1%を占めた。今年は21.8%増の983億米ドルが見込まれ、サービスが全体の24.3%を占める見通しだ。
昨年のアジア太平洋地域におけるITサービス支出の国別シェアは、オーストラリアが32%でトップ、以下中国11%、インド14%、韓国11%、台湾7%、シンガポール7%、香港6%、マレーシア3%、タイ2%、インドネシア1%未満、その他7%と続く。
シンガポールの昨年のIT売上は1億2900万米ドルと、前年比20%の落ち込みを見、今年の成長率も3.6%にとどまるが、向こう5年間の平均成長率は10%に達する見通しだ。昨年シンガポールで販売されたコンピューターは35万2000台と、前年比13.2%の落ち込みを見た。(BT,LZ:4/6)
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