1999-04-07 ArtNo.18713
◆<星>精密工学コンピテンシー・センター、オープン
【シンガポール】シンガポール政府は5日、地元精密工学(PE)企業の技術力向上を目指す、“Precision Engineering Application Centre”を公式オープンした。
昨年10月にブキ・ムラにオープンした4000平米のこのコンピテンシー・センターには2001年までに1200万Sドル相当の機械設備が備えられる。
PEACは地元の精密工学企業、取り分け中小規模の企業の製品/製造工程の商業化や改良、人材訓練や人材開発を支援する。この他、精密工学に関わる機械据え付け/モールディング/スタンピング/金属加工等の全領域の訓練が提供される。
シンガポールには精密工学企業1000社が存在し、内260社ほどがPEACの顧客となっている。
シンガポール生産性標準局(PSB)は、シンガポール精密工学工作機械協会(SPETA)やテクノロジー・パートナー17社との協力の下に、PEACを運営する。テクノロジー・パートナー17社は合計500万Sドル相当のハード/ソフトウェアの提供と2労働年の訓練提供を約束している。PEACは向こう2年間にスタッフの数を現在の37人から53人に増員する。
経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長によると、精密工学部門の昨年の固定資産投資約定額は7億8700万Sドルに達し、電子、化学に続く、シンガポール第3の製造業部門になっている。精密工学部門の1997年の実際の投資額は7億3400万Sドルを記録した。(BT:4/6)
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