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1999-04-05 ArtNo.18684
◆＜星＞ＳＩＭＥＸ、東京金融先物取引所との競争過熱も
【シンガポール】シンガポール国際金融取引所(SIMEX)は、東京市場の規制緩和に伴い東京金融先物取引所との厳しい競争に直面する見通しだ。
東京金融先物取引所は今年10月までに様々な規制緩和措置を導入するが、中でもギブアップ制は、これまでSimexが本領としていたもの。同ファシリティーは、投資家が取引所の某メンバーを通じて行った商いを、別の取引所メンバーを通じて清算することを認めるもので、この種のアレンジはこれまでSimexのみが提供していた。
取り分けユーロ円契約取引における競争が白熱化しそうだ。ユーロ円は東京金融先物取引所のメイン商品であるとともに、Simexの2番目の成功商品でもある。
しかしSimexユーロ・ダラー／ユーロ円委員会のニコラス・フォーガン会長は、ＳＩＭＥＸは今年末にはシカゴ商品取引所やフランスの取引所とのグローバル・アライアンスの下に、3取引所共通の電子取引プラットフォームを紹介する計画で、その他の様々な領域でも依然として優位を維持していると語った。(BT:4/3)
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