1999-03-31 ArtNo.18662
◆<印度>フロア価格制導入に関わらず熱間圧延鋼輸入アップ
【ムンバイ】トン当たり302米ドル(CIF)のフロア価格制が昨年末に導入されたのに伴い熱間圧延鋼(HRC)の輸入をストップしたとする冷間圧延(CRC)業界の主張とは裏腹に、今年に入ってもHRCの輸入は却って拡大している。
最新の輸入統計によれば、CRC業界は2月には1月の4万4000トンを上回る5万2000トンのHRCを輸入した。これらの一部はフロア価格の適応を免除されるアドバーンス・ライセンス・スキームの下に輸入されており、他の一部はフロア価格制が導入された昨年12月11日以前に発行された信用状(LC)に基づいて輸入されたもの。しかし一部の海外輸出業者は、依然としてトン当たり250米ドルで供給、請求書にのみトン当たり302米ドルと記載、同フロア価格に基づく関税を支払っているようだ。(ET:3/26)
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