1999-03-31 ArtNo.18659
◆<馬>アンワル氏支持者、総選挙に向け新党組織
【クアラルンプル】アンワル前副首相の元政治秘書、モハメド・エザム・モハメド・ノール氏は、先週末地元紙に対してアンワル氏の支持者が新党設立申請を行ったことを確認した。
アンワル氏支持者の組織と目されるParti Malaysia Baru及びHimpunan Angkatan Keadilan(Hak)の政党登録申請は、依然としてペンディングされている。観測筋はこれらの新党がアンワル氏支持者の選挙キャンペーンの機関車を務めるものと見ている。
しかしエザム氏は、既存のイスラム党(PAS)、民主行動党(DAP)、マレーシア社会党(PRM)等を結集して、一大野党戦線を結成する可能性も示唆した。
与党統一マレー国民組織(UMNO)青年部の元総書記、ハナフィア・マン氏は今年1月に新党Hakの旗揚げを宣言した。
一方、社会正義運動(Adil)のリーダーを務めるアンワル前副首相夫人ワン・アジザ女史は、Adilは正義の復権を目指す全ての者と提携する用意があるとし、同女史がPASの政治宣伝に利用されているとのマハティール首相の発言を否定した。また6つのベッド・ルームを有する豪華な新首相官邸を設計したのは、6人の子供を有する者とするマハティール首相の発言に触れ、もし6人の子持ちのアンワル氏が設計者とすれば、ベッド・ル
ームは少なくとも7つ設けるはずと反論した。(STAR,ST,LZ:3/27,28)
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