1999-03-30 ArtNo.18644
◆<印度>電信監督局、政府の指示無視し新料金を公報に発表
【ニューデリー】インド電気通信監督局(TRAI)は政府の保留指示を無視し、異論の多い新通信料金を公報に掲載した。
インド人民党(BJP)政府は友党Trinamool Congressの強硬な反対を受けたこともあって、3月11日に新料金制の保留をTRAIに指示したが、TRAIはその4日後の3月15日付けの公報に新料金制を掲載した。
TRAIは3月9日に新料金制を発表した際には、新方針は4月1日に発効するとしていたが、今回の公報は電信局(DOT)やその他の関係方面に即日、新制度を遵守するよう求めている。
ジャグモハン通信相は同問題に対するコメントを控えているが、同相は法律専門家と対応を協議しているものと見られる。
TRAIのSS Sodhi会長は政府の指示はTRAI法を侵犯するものであると非難したが、ジャグモハン通信相は、TRAIには政府を上回る権限はないと反論していた。(ET,TH,THBL:3/25)
|