1999-03-30 ArtNo.18642
◆<馬>中央銀行、GDP成長予測を+1~2%に上方修正も
【クアラルンプル】マレーシア中央銀行は今月末に発表する年次報告書において、恐らく今年の国内総生産(GDP)成長見通しを+1~2%に上方修正するものと見られる。
こうした見直しは、ここ数ヶ月の各方面の情緒の改善に伴うものだが、昨年の6%(予想値)のマイナス成長からの顕著な立ち直りと言える。
大蔵省のアリス・オスマン次官は昨年12月、1999年度予算案に盛り込まれた財政刺激措置により、1999年のGDPは1.7%のプラス成長を回復すると予想していた。
某エコノミストは、ここ数ヶ月、景気回復を窺わせる様々な指標が発表されていると指摘する。例えば1月には1万6106台にスロー・ダウンした自動車販売が、2月には1万9035台をマーク、先週は多くの外国投資会社がGDP成長予測を上方修正した。例えばDresdner Kleinwort Benson Researchは今年通年のGDP成長率を2%と予想、Credit Suisse First Bostonは一層楽観的な3%を予想した。(STAR,NST,MBT:3/25)
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