【チェンナイ】Hyundai Motor India Ltd(HMIL)はSantroの売れ行き不振から部品納入業者に対する注文を、25~30%もカットしているようだ。
HMIL幹部は伝統的に売れ行きが鈍る4月を控えて生産調整を行ったとしているが、インド自動車製造業者協会(AIAM)の統計によれば、サントロの1月の販売台数は2753台で、昨年10月以来の合計は1万1201台となっている。2月の販売台数2400台を僅かに上回る程度で、3月も同程度と見られている。このため今年度の通算生産台数は1万6000~1万7000台にとどまり、目標とした2万台を大きく下回りそうだ。
タタの夢の国民車インディカの誕生とそれに引き続くMaruti Udyog Ltd(MUL)とフィアットの値下げ、加えてPALプジョーが信じられぬディスカウントにより、在庫の一掃を図ったこと等が、サントロの売れ行きに打撃を与えたものと見られる。
しかし、HMILは1999/2000年までに4万台を販売する目標は達成できると、依然強気だ。(IE:3/24)