1999-03-26 ArtNo.18623
◆<馬>アンワル氏職権濫用公判、来月6日に判決
【クアラルンプル】アンワル前副首相の職権濫用公判は23日、劇的な転回を見、オーガスチン・ポール判事は、弁護側、検察側双方が総括弁論を拒絶する中、4月6日に判決を下すと宣言した。判事はまた弁護側に判決の3日前に書面で最終弁論を行うよう求め、同指示が実行されないなら、総括弁論抜きで判決を下すと警告した。
この日、ポール判事は、裁判官交替申請の審理を求める弁護側の申請を棄却した。このため首席弁護人は、裁判官交替申請が審理されるまでは、最後の証人喚問も、総括弁論も行わないとの立場を維持、検察側も総括弁論を見合わせた。
ポール判事は自分自身の交替を求める申請を自ら審理することは、法律的には許されても、妥当な措置とは言えず、弁護側はポール判事の上司に当たる西マレーシア大法官に審理を求めるべきであると語った。判事は同裁定に従わぬなら、弁護側は法廷侮辱罪に問われることになると警告した。(ST,BT,LZ:3/24)
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