1999-03-25 ArtNo.18615
◆<印度>ピアジオ、400CCディーゼル・エンジンを現地生産
【プーナ】ムンバイ拠点のGreaves Ltdは、イタリヤ企業ピアジオ・ロンバルディーニがインド市場向けに特別にデザイン開発した400CCのディーゼル・エンジンを製造Piaggo Greaves Vehicle India Ltd(PGVIL)に供給する。
PGVILのRavi Chopra重役(MD)によると、イタリヤのピアジオ本社も製品の一部を買い取る方針で、このことはプーナ近郊Baramatiにおける製造拠点構築に対する長期・中期のコミットメントを示すとともに、この種のエンジンのイタリヤにおける製造が中止され、インドに製造拠点が移されることを意味する。
GL400と命名されたエンジンは18カ月後にGreavesのAurangabad工場で完成され、8.5~14馬力の3輪車及び4輪車に搭載される。その後4ストロークのガソリン・エンジンも製造されるが、これは暫く後のことで、少なくとも初年度には製造されない。
PGVILは乗用三輪車と0.5トンの貨物車の製造も予定、Ape(アーペイ)の名で発売する。貨物車にはその後注文仕立て方式も採用され、乗用車は6人乗りと8人乗りの製造も計画されている。貨物車は0.75トンと1トン車も製造され、4輪バージョンも紹介される。
ピアジオとグリーブズの51;49、60クローの合弁会社PGVLは当初年間3万台、その後5万台の製造能力を備える。また3年内に製品の25%を輸出すると言う。(ET:3/23)
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