1999-03-25 ArtNo.18611
◆<馬>Eコマース時代幕開け、2001年の市場規模M$25億
【クアラルンプル】マレーシアン・エレクトロニク・ペイメント・システム(1977)Sdn Bhd(MEPS)は22日、インターネットを通じたクレジット・カードによるオンライン支払いの可能な、サイバー・モール・サービスを開始した。
MEPSのモハマド・アブドゥラ会長によると、バーチャル・ショッパーは、セキュア・エレクトロニク・トランザクション(SET)もしくはセキュア・ソケッツ・レイアー(SSL)の何れかの方式により支払いを行うことができるが、同社としてはSET方式を推奨している。
目下のところクレジット・カード会社2社、Visa InternationalとMasterCardが同スキームに参加、マスターカードは既にホンリョン・バンクを通じて1万人にデジタル・サティフィケートを発行している。ホンリョン・バンクの他、RHB、パブリック・バンク、メイバンクがスキームに参加しており、今年末までには11銀行が参加する見通しだ。
またサイバー・モールには小売会社約20店が1000品目の商品を陳列しており、同店舗の数も、年末までに120店に拡大される。これらの店舗は各2万Mドルをソフトウェアに投資している。
バーチャル・ショッピングを楽しむには、クレジット・カード(現在はVisaもしくはマスターカード)とインターネットへのアクセスが可能なことが前提になる。これらの条件を既に有する者はスキームに参加している銀行(目下4行)にデジタル・サティフィケートとEウォレットを申請後、自身のパソコンを通じてEウォレットとデジタル・サティフィケートをダウンロードすれば、新たなショッピング・ワールドが現出することになると言う。
昨年のマレーシアのEコマース取引額は7600万Mドルと見込まれるが、SETの利用が可能になったことから2001年には25億Mドルの規模に成長する見通しと言う。(STAR,NST,MBT:3/23)
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