|
1999-03-25 ArtNo.18608
◆＜馬＞首相、西側とその追随者アンワル氏に集中砲火
【アロルスタル】マハティール首相は日曜夜自身の膝元クダ州における集会の席上、マレーシアを再植民地化しようとする西側の試みに警鐘を鳴らすとともに、一時は自ら後継者に選んだアンワル前副首相を、西側の傀儡、道徳的頽廃者と厳しく非難した。
首相は、昨年マレーシアを訪問した際、アンワル氏の支持者らによる街頭デモを、勇気有る改革運動と賞賛した米国のアルバート・ゴア副大統領を名指しで非難、「西側の白人は有色人種を無能と見なしているが、マレーシア国民は自国の指導者はそれ自身で選ぶことができる」と強調した。首相は最近男同士の結婚式を催したデンマーク閣僚を引き合いに、こうしたことは米国や欧州で起こってもマレーシアでは決して受け入れられないと語った。
首相は、2億Ｍドルを投じて首相官邸を改修し、豪華ジェット専用機を購入したとのアンワル氏の非難に触れ、「これらは全て前大蔵大臣により認可されたプロジェクトで、自分は当時数ヶ月後の引退を準備していた。首相官邸には6つの豪華な子供部屋が設けられているが、自分の子供は2人しか同居していない。これは明らかに6人の子供を持つものが、自分のために準備したものである」とアンワル氏(6人の子持ち)に一矢を報いた。(ST,BT,LZ:3/23)
|