1995-01-18 ArtNo.186
◆<星>先物取引導入でコーヒー貿易センターとしての地位強化
【シンガポール】シンガポール商品取引所(SICOM)は2月からコーヒー先物取引を導入する予定で、これによりシンガポールのコーヒー貿易センターとしての地位が補強されるものと期待されている。
SICOMのチョン・キムセン重役(GM)によれば、ロブスター・コーヒー契約ではシンガポールが契約地及び引渡地になるため、近隣諸国の直接輸出で中継貿易港としての地位が脅かされているものの、シンガポールはニューヨーク、ロンドンに次ぐ第3の国際コーヒー・コントラクト・センターとして、その重要性を維持できる見通しだ。また貿易開発局(TDB)のスティーブン・リー会長が16日に開かれた国際コーヒー会議の開幕演説で明らかにしたところによると、TDBは新コーヒー契約の監督官庁の役割を担う。シンガポールは93年に前年比10.5%増の8万6000トン、総額1億3300万Sドルのコーヒーを輸出している。(ST,BT,LZ:1/17)
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