1999-03-24 ArtNo.18592
◆<星>景気不振に関わらず海外人材の誘致継続:首相
【シンガポール】ゴー・チョクトン首相は21日、国内景気が一時的不振に陥ったからと言って、海外人材の誘致を控えることはできないと述べ、外国人に職を奪われると言った懸念は根拠がないと指摘した。
チャイニーズ・ハイスクールの創設80周年記念式典の席上挨拶した首相は、最近の国会におけるタン・チェンボク議員の関係質問に触れ、以上の政府の姿勢を再確認した。
それによると70万人の外国人の存在は国民の就業に脅威を及ぼす以上に恩恵をもたらしている。アジア経済危機の結果、シンガポールが国際市場で競争的優位を維持することは益々困難になっている。人口僅か300万のシンガポールでは、時代求める各方面の人材を確保するのは困難で、海外から人材を補充し競争力を維持する必要がある。
例えば、シンガポールは東南アジア・ゲームでは優秀な成績を収めたが、アジア・ゲームやコモンウェールズ・ゲーム、あるいはオリンピックではそうは行かない。しかし経済ゲームにおいては、シンガポールは国際舞台における競争に勝ち抜かねばならないと言う。(ST,BT,LZ:3/22)
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