1999-03-24 ArtNo.18591
◆<星>昨年の域内サーバー売り上げ12.5%ダウン
【シンガポール】市場調査会社インターナショナル・データ・コープ(IDC)の暫定統計数値によれば、日本を除くアジア太平洋地域の主要12市場における1998年のコンピューター・サーバーの出荷額は34億3000万米ドルと、前年比12.5%(US$4.912億)下降した。
IDCの調査は、メインフレームから中規模ユニックス・サーバーそして小規模なPC(パソコン)サーバーまでカバーしている。
シンガポールにおけるサーバー売り上げは2億490万米ドルと、前年比12.1%ダウン、マレーシア売上は51.7%減の8630万米ドルにとどまった。シンガポールの域内市場に占めるシェアは前年並みの6%だが、マレーシアのシェアは1997年の4.6%から2.5%に縮小した。
中国の域内市場シェアは23.4%と、韓国を追い越しトップ。両国にオーストラリアを加えた3カ国だけで、アジア太平洋市場の63%を占めた。
成長速度では台湾(+ 24.9%)、中国(+13.4%)、オーストラリア(+1.2%)の順。最も大幅なマイナス成長を記録したのはインドネシア(-70.9%)で、以下マレーシア(-51.7%)、タイ(-45.2%)と続く。
メカーではIBMが市場シェア30.7%でトップ、以下ヒューレット・パッカード18.6%、コンパック17.9%、サン10.3%、ユニシス2.7%の順。
今年のアジア太平洋地域サーバー市場は10.9%の成長が見込め、中でもPCサーバーの急成長が見込める。Y2Kコンバージョン・バイヤー、中小企業、超大型ユーザーが需要を牽引する見通しだ。(BT:3/22)
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