1999-03-23 ArtNo.18578
◆<馬>工業マスタープランに見直し、電子部品産業育成に注力
【クアラルンプル】マレーシア政府は、工業マスタープランに見直しを加え、電子/電気部品、取り分け高付加価値部品の製造を奨励する方針だ。
ラフィダ通産相が産業協調委員会(ICC)の会議に出席後語ったところによると、政府は工業マスタープランⅡに規定された電子/電気産業政策に見直しを加えている。これは最近のアジア経済危機の結果、同産業を取り巻く環境が様変わりしたため。
マスタープラン作成当時には、現在のMドル相場は全く予想されていなかったが、Mドルの値下がりから、輸入部品への依存度の高い製品や部門は競争力を喪失している。これらの内のある種の産業は最早奨励されず、自然淘汰に任されるが、国内経済にとって重要と判断される部門には支援が提供され、関連部品産業の育成が図られる。
マレーシアは年間600億Mドルの電子/電気部品を輸入しており、電子電気製品輸入全体の60%を占めていると言う。(MBT,STAR:3/20)
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