【プタリンジャヤ】マルチメディア・デベロプメント・コープ(MDC)は、Eコマース・インフラ整備努力の一環として、第2Eコマース認証機関(CA)、MSC Cybersign International Sdn Bhdの設立準備を進めている。
MDCのムハマッド・ガザリ・イスマイル取締役が18日催されたマイクロソフト・プロフェッショナル・デベロッパーズ会議99に関する記者会の席上明らかにしたところによると、マレーシアにおけるEコマースを振興する上から、第2のCAを設ける余地があり、また現状ではCAは2つで十分と見られる。MDCはデジタル署名の監督官庁を務めるエネルギー通信マルチメディア省に、MSCサイバーサイン・インターナショナルを第2CAとして設立する申請を提出した。
新CAは今年8月乃至9月に、試験的にデジタル署名の発行業務を開始する予定で、MDCは関係準備を進める一方、同プロジェクトの合弁パートナーも物色している。
一方、政府により設立された全国電子取引委員会(NECC)は来月マスタープランを発表する。
サイバージャヤのマルチメディア大学内に設けられる5万平方フィートのインキューベーター・センターには、特に入居定員は設けられず、スペースの許す限り、受け入れられる。MSCステータス候補企業のためのインキューベーター・センターはMSC企業育成の1手段に過ぎず、この他ベンチャー・キャピタル・ファンド、研究開発(R&D)補助、訓練スキーム等が準備されている。また国内の各大学に同様のインキューベーター・センターを設ける方針で、サイバージャヤのセンターがこうしたネットワークのハブを務めると言う。(STAR:3/19)