1999-03-22 ArtNo.18559
◆<星>Sパワー、2発電所をタマセクに返上
【シンガポール】リー・ヨクスアン通産相は18日の国会答弁の際、シンガポール・パワー(SP)傘下の発電子会社2社、PowerSenoko/PowerSerayaを分離、電力市場の一層の競争を促すとともに、昨年国際入札が募集されたTuas Powerの60%の政府持分の売却計画にも見直しを加えている事実を明らかにした。
それによるとSPは子会社のパワースノコとパワースラヤを分離し、親会社タマセク・ホールディングズの直接の管理下に置く。タマセクはその後これらの内1社もしくは両社の権益を新株主に売却する。同分離は2001年を目処に実施されるが2社の合計900人の従業員には影響を及ぼさない。
電力産業の構造改革に伴いタマセク・ホールディングズはトゥアス・パワー権益の売却計画にも見直しを加えると言う。しかしリー通産相は、SPの子会社2社の親会社への売却価格や、トゥアス・パワー権益売却計画見直しの具体的内容には触れなかった。(ST,BT,LZ:3/19)
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