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1999-03-19 ArtNo.18554
◆＜印度＞赤井、Ｖｉｄｅｏｃｏｎとの合弁通じ捲土重来目指す
【ムンバイ】赤井電機はVideoconグループと70：30の合弁を組み、競争の激しいインド家電市場で再度ラジカルなビジネス拡張を図る計画だ。
最近解消されたBaronインターナショナルとの提携の下、赤井がインドの消費者用電子製品市場に熾烈な価格競争を持ち込んだのは記憶に新しい。同社は競争市場の大型家庭用品やデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)市場にも進出を図るものと見られる。これに対してこれまでのBaronとの提携はカラーＴＶとオーディオ・システムに限定されていた。
ビデオコン・グループのVenugopal Dhoot会長は、赤井との合弁を通じカラーＴＶ、オーディオ・システム、洗濯機、ＤＶＤを製造することを確認した。
赤井のカラーＴＶ市場シェアは12.8％、オーディオは7％、これに対してビデオコンのカラーＴＶ市場シェアは1995年当時の19.4％から16％に下降した。ビデオコンのカラーＴＶの製造能力は年間120万台、オーディオは160万台で、カラーＴＶ製造能力を2001年までに2倍に拡大する計画だ。
しかしビデオコンは自社ブランドと赤井の他に、ケンウッド、東芝、山水ブランドも手がけており、観測筋は、1社が手がけるには若干多すぎるのではないかと懸念している。(ET:3/18)
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