SEAnews 1999-03-19 ArtNo.18550

【プタリンジャヤ】マレーシア・コンピューター産業協会(PIKOM)はコンピューター及びコンピューター関連製品のサイバー・ブース(www.pcfair.com.my)を開設した。
Pikomのシャイフバリム・サレー会長が17日明らかにしたところによると、約80社がサイバー・ブースを設ける契約に調印しており、内22社が既に80品目の商品をオン・ラインでオファーしている。サーファーは同サイトを訪れ、関係商品を購入できるが、現状ではまだオンラインによる支払いはできない。
同サイトを設計・管理するe-AsiaのDan E. Khoo重役(CEO)によると、目下Ｅコマースに必要なインフラが整備されるのを待っている。来週は国内4銀行がＥコマース・サービスを開始するものの、これらのサービスはＥコマースのほんの一部の機能を紹介するに過ぎない。例えばデジタル署名確認技術や支払いのためのゲートウェイが整備される必要がある。当面、バイヤーは注文メッセージを送付後、小切手による支払いを行い、商品の配達を受けることになる。
シャイフバリム会長によると、1995年に開始されＰｉｋｏｍ－ＰＣフェアには、毎回平均25万人の訪問者が有り、約2000万Ｍドルの売上が記録された。このためサイバー・ブースにも少なくとも25万人のビジターが見込める。
一方、昨年のマレーシア国内におけるＩＴ産業営業額は48億Ｍドルと、前年の52億米ドルから10％縮小した。今年は2～4％の成長が見込める。Ｐｉｋｏｍメンバーは約300人存在し、これらの者が経営する400社の営業額は国内ＩＴ売上の約80％を占めると言う。(STAR:3/18)