1999-03-19 ArtNo.18545
◆グローバル・テック、<星・香港>同時上場計画座礁?
【シンガポール】香港拠点の携帯電話ディストリビューター、GLOBAL Tech (Holdings)は、火曜の香港に続き水曜には、シンガポールでもグローバル・テック(香港)Ltd、香港/シンガポール証取二重上場目指すとのタイトルで記者会を催したが、結局シンガポールにおける上場計画は明らかにされなかった。
グローバル・テックPR部門の謝罪と釈明からすれば、記者会招待状の印刷ミスと判断されるが、消息筋によると、同社は香港とシンガポールの双方の証取に上場申請を行ったが、シンガポールにおける認可がまだ得られず、公募幹事の大華銀行(UOB)から箝口令が敷かれたようだ。
グローバル・テックはモトローラ、ノキア、サムソン製携帯電話の香港/中国における流通を手がけ、1998年9月期年商は16億HKドル、純益は1億830万HKドル。計画通り事が運べば、香港/シンガポール両証取に公開公募時点から同時上場する最初のケースになるはずだった。
グローバル・テックは新株1億株を発行、1億8000万HKドル(S$4030万)の調達を目指している。既に機関投資家には上場目論見書が配布されており、公募も数週間以内に行われる見通しだ。
これにより同社は専ら中国市場における携帯電話の流通を手がける最初の上場企業になる。(ST:3/18)
|