1995-06-05 ArtNo.1854
◆<星>サイム、不動産事業に重点移動
【シンガポール】自動車部門の貢献が低下する中で、サービスアパートなど不動産開発に力を入れるサイム・シンガポールは、3~5年内にグループ純益の15~20%に不動産部門が貢献するようになると見ている。
J.K.イップ重役(MD)が2日催されたダービー・パーク・サービスアパート(開発コストS$4000万)の棟上げ式後語ったところによると、今のところ不動産部門の貢献率は10%だが、今決算期(94年7月~95年6月)中にはオレンジ・コート・サービスアパートの収入も業績に貢献するようになる。開発費4000万Sドルのオレンジ・コート(36ユニット)の賃貸料は1カ月4800~6100Sドルで、すでに全室が賃貸契約済み。ダービー・パークは10月の完成予定で、賃貸料はオレンジ・コートより高くなりそうだ。同社は年内に97年の完工を目処にフリーホールドのヒルビュー分譲アパートの開発にも着手する。このほか同社は、マレーシアのサイムUEPと合弁でクアラルンプル郊外のスバン・ジャヤにサービスアパートを建設するほか、ベトナムのホテルをサービスアパートに改築する計画も、目下ベトナム当局の認可待ちだ。(ST,BT,LZ:6/3)
|
|