1999-03-18 ArtNo.18537
◆<馬>首相、インターネットに対する検閲の即時停止指示
【クアラルンプル】マハティール首相は、「インターネット上における如何なる活動も検閲やモニターを受けず、追跡調査もされない」と述べ、地方当局に対してインターネットに対する検閲を即時停止するよう指示した。
マルチメディア・デベロプメント・コープ(MDC)のオスマン・ヨープ・アブドラ会長が16日語ったところによると、今月初めスバンジャヤ当局はサイバーカフェの経営者に、顧客が訪れたウェブサイトを追跡できるソフトウェアをインストールするよう求めた。これによりポルノグラフィック・サイトを訪れた者や好ましからざる活動を行う者をチェックできる。サイバーカフェの顧客は、スマートカードを用いることから、当局は容易にある種のサイトを訪れたものを特定できる。
また某市役所は、全てのサイバーカフェの顧客に氏名、身分証明書の番号、住所を記録するよう義務づけた。
オスマン氏は、記者会見の席上、「この種の規制は直ちに停止される。つまりインターネットを通じて何にアクセスしようと、何を転送しようと、政府は干渉しない」と保証したが、「扇動的情報やポルノグラフィーをダウンロードし、散布する者は通常の法規により取り締まられる」と付言した。(STAR,ST:3/17)
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