1999-03-17 ArtNo.18527
◆<印度>輸出入政策の修正に伴い300品目を非制限リストに?
【ニューデリー】Ramakrishna Hegde商務相は今月31日、国会に“1997-2002年輸出入政策”修正案を上程する際、世界貿易機構(WTO)に対する公約に基づき200~300品目を制限品目リストから特別輸入ライセンス(SIL)リストもしくは自由貿易リストへ移すものと見られる。
ともあれ主要な輸出振興スキームは維持され、手続き処理の合理化や迅速化が図られる見通しだ。これらのスキームにはアドバーンス・ライセンス(AL)スキーム、輸出促進資本財スキーム(EPCG)、デューティー・エンタイトルメント・パス・ブック・スキーム(DEPB)が含まれる。
関税免除のEPCGスキームは維持される見通しだが、10%の関税が適応されるEPCGスキームは廃止される可能性が大きい。いずれのスキームも製品輸出義務と引き替えに新品もしくは中古資本財の輸入を認めている。後者の需要は減少しているが、これは通常でも資本財の輸入関税は15%で、輸出義務が課されないため。
輸出加工区(EPZ)スキームは、アラブ首長国連邦(UAE)のEPZに倣った改善が加えられ、製品の国内市場での販売が認められる見通しだ。(IE:3.16)
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