1999-03-15 ArtNo.18493
◆<印度>デリー近郊に日本企業タウンシップ、近く起工式
【ニューデリー】デリー近郊に日本企業のためのタウンシップを設ける構想が、曲折を経た後とうとう実現、バジパイ首相を招き、近く起工式が催される予定だ。
当該タウンシップは、当初ハルヤナ州工業開発公社(HSIDC)が、三菱商事、丸紅、三井物産から成る日本コンソーシアムと合弁でグルガオンに近いManesarに600クローを投じて開発するはずだったが、日本コンソーシアムは1997年4月にプロジェクトから手を引いた。
ハルヤナ州政府のM.L.タヤル工業担当次官が12日記者会見したところによると、日本コンソーシアムの撤収に関わらず、少なくとも日系企業6社が、同工業団地への入居準備を進めている。
Maruti Udyog Ltd(MUL)の納入業者NTF(India)の工場は既に稼働、Denso Haryana、Jamna-NHK-Allevard Suspension Components、Amtek Auto、TSK Nippon、FCC Ricohの工場は目下建設中だ。100エーカーの土地が主に自動車関連業界の企業に割り当てられている。
デンソーが200クローを投じて建設するガソリン車の給油装置及びエンジン・マネージメント・システムの製造工場は2000年初に稼働、製品は主にMULに納入される。
日本発条が58%、フランス企業Allevard Ressorts Automobileが24%、Jamna Auto Industriesが15%、日商岩井が3%出資するJamna-NHK Allevard Suspension Components(自己資本35クロー)は、当初60クローを投じて年産120万ユニットのコイル・スプリングの製造施設を設ける。(THBL:3/13)
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