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1999-03-12 ArtNo.18481
◆＜印度＞政府、新電話料の採用見合わせ
【ニューデリー】インド政府は10日、インド電気通信監督局(TRAI)に対して同局が前日発表したばかりの新電話料金の施行見合わせるよう指示した。
この日国民会議派議員から国会で新電話料に関する質問を受けたジャグモハン通信相は、関係問題全般に対する政府による検討が完了するまで、新料率の採用を見合わせる方針を明らかにした。
消息筋によれば、新料率に反発する電信局(DOT)に同調するジャグモハン通信相はこの日早朝に開かれた通信委員会の会議の席上、政府が介入しＴＲＡＩの新料金を修正することが可能か否か、1997年ＴＲＡＩ法の内容をチェックするよう指示した。その結果同法第25条の下、国益、公安、対外関係、その他の問題を理由に政府がＴＲＡＩの決定を覆すことができることが明らかになった。ジャグモハン通信相は早速、同条文に基づき新料金の導入見合わせを指示したと言う。ＴＲＡＩは今日会議を開き対策を協議する。
ＴＲＡＩは昨年9月にレンタル料の大幅引き上げや長距離電話料金の大幅カットを含む報告書を作成したが、ＤＯＴは当時から同提案に反対していたと言う。(ET,IE,THBL,TH:3/11)
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