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1999-03-11 ArtNo.18460
◆＜馬＞二部上場企業の最低払込資本をＭ＄４千万にアップ
【クアラルンプル】マレーシア証券委員会(SC)は9日、クアラルンプル証取(KLSE)二部上場企業の最低払込資本を現在の1000万Ｍドルから4000万米ドルに引き上げると発表した。
ＳＣの発表によれば、最低払込資本の引き上げは流通する株式の量と流動性の拡大を図るもので、ＫＬＳＥ上場規則見直し作業の一環。見直しは今月末までに完了し、新規則は4月1日より発効する。
既存の上場企業及び既に上場を認可された企業には一定の猶予期間が設けられ、同期間内に資本金の拡大が求められる。同猶予期間は今月末までに改めて発表される。
アナリストらによると、既存の二部上場企業283社中90％の払込資本が新基準を満たしておらず、増資ができない企業は上場資格を返上するか、合併することになる見通しだ。また新払込資本基準は一部上場企業の5000万Ｍドルと大差がないため、二部をスキップして直接一部上場を図るものが増えるものと見られる。
二部は中小企業にも資金調達の道を提供し、一部上場の準備をさせるために設けられたが、上場基準が厳しくないこともあって、本来のビジネスよりも株価の操作や上場資格の売買に憂き身をやつすものが増え、弊害が指摘されていた。(BT,ST,NST,MBT,STAR:3/10)
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