1999-03-10 ArtNo.18452
◆<印度>STマイクロエレクトロニクス、US$2千万R&D投資
【ニューデリー】年商42億5000万米ドル、世界第9位の半導体会社STマイクロエレクトロニクスはインドにおける研究開発(R&D)事業に向こう5年間に新たに2000万米ドルを投資する。
STマイクロエレクトロニクス・インディアLtdのPradeep Kumar取締役によると、目下インドにおける第2のR&D施設の開設を計画中で、アンドラプラデシュ州ハイデラバードとカルナタカ州バンガロールが候補地として検討されている。
同社は1992年以来、完全出資の子会社を通じてインドにおけるソフトウェア開発や集積回路(IC)のデザインを手がけ、これまでに2000万米ドルを投資してきた。デリー近郊Noidaに設けたR&Dセンターは、同グループのものとしては、世界第4位、欧州を除けば世界1の規模を有する。開設以来4年を経たNoidaのセンターは最近デザイン・開発施設を増設、450人のスタッフも、800人に増員された。同社は世界の31カ所に同様のセンターを有する。
100%の輸出志向ユニット(EOU)は過去4年間年率60%の成長を遂げ、1997/98年の年商は890万米ドル、今年度は1280万米ドルを見込んでいる。1997/98年度純益は110万米ドルだった。
デジタル消費財、自動車、テレコム、スマート・カードがターゲット領域とされ、目下第3世代のCDMA移動電話のデザインに取り組んでいると言う。(IE:3/9)
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