1999-03-10 ArtNo.18443
◆<馬>ハリム氏、M$80億再編計画を花道にレノン会長退陣?
【クアラルンプル】レノンBhdは8日、企業負債再編委員会(CDRC)と共同で、傘下の南北高速道路経営会社プロジェク・ルブラヤ・スラタンBhd(PLUS)を通じて84億1000万Mドルを起債、レノン及びユナイテッド・エンジニアーズ・マレーシア(UEM)の債務返済に当てる計画を発表した。
償還期間7年の社債の利率は10%、70億Mドル(83%)は新規投資家に、残りの14億Mドルは直接、債権者に提供され、債務の軽減が図られる。これにより手にされる70億Mドルの資金の内40億Mドルはレノン、残りの30億MドルはUEMの債務返済に供される。レノンはその資産を抵当に同40億Mドルの資金を借り入れる。また同様な方式により、別にPlusの4億Mドルの債券を引き受け、手持ちPlus優先株もPlusuの20億Mドルの債券に転換する。これにより最終的に54億5000万Mドルを手に入れ、負債返済に当てる。
ダイム蔵相の門下生と称されるレノンのハリム・サアド会長(43)は記者会見の席上、民間から2、3の新取締役を招請すると語り、経営陣の刷新と自身の引退を示唆した。ハリム氏はこれ以前にロイター社に対し、日常業務から手を引き、バック・ベンチに退く考えを明らかにしていた。
しかしアナリストらは投資家が実際にPlusの社債を購入するか否か、Plusが膨大な社債の償還に耐えられるか否かに注目している。(BT,ST,LZ,NST,MBT,STAR:3/9)
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