1999-03-09 ArtNo.18430
◆<馬>通貨管制は製造業の競争力にメリット:MIER調査
【クアラルンプル】マレーシアの大部分の製造企業は、1米ドル=3.80Mドルの固定相場制の下、製品の輸出競争力が維持されていると見ている。
マレーシア経済研究所(MIER)が製造業17業種の135社を対象に、政府が昨年9月1日に導入した通貨管制の影響について調査したところ、81%の企業が製品の競争力は維持されていると述べ、79%の者が輸入代金の支払いも問題ないと回答した。
しかし通貨管制により取引コストが増すことはないと回答した者は全体の49%にとどまった。マレーシア通貨の1万Mドルを上限とする海外持ち出し規制が出張の妨げにならないと回答した者は全体の63%を占めたが、大部分の者は同上限の引き上げを希望、また95%の者がクレジット・カードにより不足を補っていると答えた。
通貨管制が今年末までに解除されると予想した者は全体の44%、2000年末までに解除されると予想した者は同29%、2000年以降まで維持されると予想した者は同27%を占めた。
現在の投資レベルを向こう2、3年維持すると回答した者は全体の85%、同期間に投資を拡大すると回答した者は同44%、3年後以降に投資を拡大すると回答した者は同68%を占めた。(STAR:3/6)
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