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1999-03-09 ArtNo.18428
◆＜馬＞証券委員会新会長、ＫＬ証取の改革公約
【クアラルンプル】マレーシア証券委員会(SC)のアリ・アブドゥル・カディル新会長(49)は5日、クアラルンプル証券市場を2001年1月までに完全な開示ベースのシステムに転換することを公約した。
就任後4日目に催された記者会の席上、アリ会長はホット・シートを引き受けることに戦慄を覚えるが、マレーシア証券市場の開放／自由化の目標は達成すると決意を表明した。
それによるとＳＣ実行委員会はその機能の一部をクアラルンプル証取(KLSE)に移転するが、ＫＬＳＥは同移転に先だって、ある種の改変を必用とする。こうした改革には取引規則、取引所理事会の構成、人事が含まれる。
クアラルンプル証券市場は成熟期を迎えており、ＳＣ新会長はＫＬＳＥの新段階の成長をリードする使命を負うている。同氏はこれまで監督行政にはほとんど関与した経験もなかったため、大蔵省方面からＳＣ会長就任の話が持ちかけられた時には、多少とまどったが、名誉有るポストのため断ることはできなかった。同氏は新ポストに対する情熱も抱いており、会計会社における28年の経験は、新任務の遂行にも役立つものと見られる。
国際会計会社Ernst & Young(E&Y)マレーシア・オフィスの会長を務めるアリ氏は、ＳＣ会長就任期間は、Ｅ＆Ｙ及びマレーシア公認会計士協会(MACPA)とは距離を保つ考えと言う。(STAR,ST,BT:3/6)
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