1999-03-09 ArtNo.18423
◆<星>3M、S$4億マイクロフレックス工場オープン
【シンガポール】スコッチテープやポスト・イットの発案で知られる米国のハイテク材料メーカー、3Mは6日、リー・シエンロン副首相の立ち会いの下、4億Sドルを投じてウッドランズに設けたマイクロフレックス工場を正式オープンした。
3MシンガポールのジョンK.ウッドワース重役(MD)によると、昨年末に操業を開始した新工場(55万平方フィート)には、これまでに2億4000万Sドルが投じられ、残りの資金はハイテク技術の導入や設備拡張に投じられる。またシンガポールにおける人員訓練に今年だけで150万Sドルが支出され、約100人に米国と日本で半年間の訓練が施される。従業員は今年末までに400~500人に増員される。
新工場のマイクロフレックス・サーキット生産量は、来月までに1週間100万ユニットに達する。製品は当面ヒューレット・パッカード等のインクジェット・プリンター・メーカーに納入されるが、半導体やディスク・ドライブ等、他の領域への応用や市場の拡大が図られ、2003年まで生産量を10倍に拡大する。これに伴い従業員も1000人に増員される。3Mは目下米国と日本でも同製品を製造しているが、2003年には、マイクロフレックス・サーキットの半ば以上がシンガポールで生産されることになると言う。(ST,LZ:3/7)
|