1999-03-08 ArtNo.18420
◆<印度>陸送業界、ディーゼル税導入に伴い運送料10%アップ
【ニューデリー】陸送協会(RTA)は新年度予算案がリッター当たり1ルピーのディーゼル油税徴収を提案したことから、運送料の一律10%の値上げを決めるとともに、ディーゼル価格の引き上げに反対する全国的ストライキを呼びかけた。
インディアン・ファンデーション・オブ・トランスポート・リサーチ・アンド・トレーニング(IFTRT)によると、ディーゼル油1リッター/1ルピーの値上げ後、1トン/1キロ・メートル当たりの輸送コストの上昇分は、16.2GVW大型商用車の場合、今年1月時点に比べ30パイス(1ルピー=100パイス)、軽商用車では20パイスとなる。
IFTRTは、既に輸送料の値上げを発表しながら、ストライキを呼びかけるRTAの立場の矛盾を指摘するとともに、ディーゼル税収入はハイウェイ・プロジェクトに充当するセントラル・ロード・ファンドの創設に用い、農村地区の道路建設コストは一般予算支出により賄うべきだと述べている。(ET:3/6)
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