1999-03-05 ArtNo.18394
◆<星>NCB、シンガポールワン普及目指しロータスと提携
【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)はシンガポールワンの普及を目指す一大キャンペーンを近く展開するが、その一環としてLotus Quickplaceを導入する。
NCBのマイケル・ヤップ局長(CEO)が3日開幕したインターネット・ワールド・アジア@シンガポール99展示会の開幕式の席上語ったところによると、クイックプレースはユーザーがネットワークを介してワーク・グループを形成するのを助ける。
クイックプレースにより十分な情報技術(IT)予算を持たぬ中小企業も、他社とオンラインの提携関係を構築できる。またシンガポールワンはインターネットに比べ遙かに高速なことからクイックプレースを用いることにより、マルチメディアやビデオコンファランスも利用できる。
ロータス・シンガポール・カントリー・マネージャーのザカイオス・ブン氏によると、公共企業や大企業、さらには地元のインターネット・サービス・プロバイダーがシンガポールワン上でのクイックプレースの利用に関心を寄せている。
ヤップ局長によると、現在シンガポールワンのユーザーは5万5000人ほどだが、向こう18カ月間に10万人、2001年までに40万人に拡大する。このためNCBは国立図書館と協力して常設のトレーニング・サイトを設け、シンガポールワンの利用を促進する。同サイトは2カ月以内に開設される。またシンガポールはシンガポールワンのサービス・プロバイダーにとっては極めて小さいマーケットであることから、米国の@ホーム・ネットワーク等、他の高速ネットワークへのリンクも提供する。NCBは既に@ホーム・ネットワークと協力して米国の33万人のユーザーにニュース、教育、レジャー関連のデータ・サービスを提供していると言う。(BT,LZ:3/4)
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