1999-03-04 ArtNo.18386
◆<馬>電子製品配線のスーパーコマル、メスダックに一番乗り
【クアラルンプル】クダ州Sungei Petaniを拠点に電子/電気製品の配線を手がけるSupercomal Technologies Bhd(STB)は、ハイテク企業のための機械化店頭市場Malaysian Exchange of Securities Dealing and Automated Quotation(Mesdaq)に一番乗りする。
STBの発表によれば、先週、メスダックへの登録を認められた同社はアドバイザーとともにメスダック登録の目論見書を準備している。1990年に設立された当初の社名はSupercomal Wire and Cables Sdn Bhdで、地元や外国企業向けにパソコン(PC)、DVD/ビデオCDプレーヤー等に使用されるケーブル、ワイヤーを製造、傘下にデータ・コミュニケーション・ケーブの製造を手がける子会社も擁する。1997年12月期の年商は3500万Mドル、税引き前利益は620万Mドル。
STBの払込資本は額面1Mドルの172万株から成り、授権資本は2500万株。メスダック登録に向け新株305万株が発行される。コマース・インターナショナル・マーチャント・バンカーズBhdとフワンDBSBhdが登録業務を処理する。メスダックにおける取引は今年5月までに開始される。登録完了後もマレーシアの地元株主が53.4%の権益を維持し、残りの大部分は台湾投資家が所持することになる。9人の取締役会は地元投資家5人、台湾投資家4人で占められる。
一方、メスダックは年内に6社の登録を目指しており、Javaソフトウェア開発会社で、ナスダック登録のBiztoneもメスダックへの二次登録に関心を見せている。メスダック登録会社は私募を通じて株式を発行、公募は必要としないと言う。(STAR:3/3)
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