1999-03-04 ArtNo.18385
◆<馬>IDEMA、中国/フィリピン/韓国/タイに照準
【ペナン】インターナショナル・ディスク・ドライブ・イクウィップメント・アンド・マテリアルズ・アソーシエーション(IDEMA)は、中国、フィリピン、韓国、タイにおけるディスク・ドライブ産業の潜在性を開拓する狙いから、今年末までにこれらの国にプレゼンスを築く計画だ。
IDEMAのLarry Eischen会頭が2日、ペナン・デベロプメント・スキルズ・センターで記者会見したところによると、これらの国はいずれもパーソナル・コンピューター(PC)企業が市場開拓のターゲットにしているところで、IDEMAはこうした潮流に乗じてコンピューター記憶装置産業の振興を図る。
カリフォルニア州サンタクララに1986年に創設されたIDEMAにはPC記憶装置関連企業800社が加盟、内134社がマレーシアとシンガポールを含むアジア太平洋地域に拠点を設けている。マレーシアにはこの内3M(M)Sdn Bhd、Eng Technologi Sdn Bhd、Komag USA(M)Sdn Bhd、Texchem-Pack(M)Sdn Bhd、Penang Seagate Industries(M)Sdn Bhd、Peray Seagate Storage Products(M)Sdn Bhdが拠点を設けている。
1998年は決してディスク・ドライブ(HDD)産業にとって好調な一年ではなかったが、当地域は前年比14%増の1億4600万ユニットのHDDを出荷した。また製造能力も230%の拡大を見た。今年もHDDの出荷ユニット数の15%の拡大が見込まれており、こうした勢いは向こう4~5年間も持続する見通しだ。IDEMは引き続きマレーシアにおけるHDD産業の振興を図っていくと言う。(NST:3/3)
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