1999-03-04 ArtNo.18382
◆<星>センカン複合開発入札に内外のデベロッパーが関心
【シンガポール】住宅開発局(HDB)が昨年11月に募集した、公共住宅地Sengkang New Townの地下鉄(MRT)駅に隣接した99年借地権付きの住宅・商業コンプレックス開発用地の入札は今日(3/4)締め切られるが、内外のデベロッパーの強い関心を呼んでいる。
関係用地はMRTと軽便鉄道(LRT)の軌道を挟んで分断された12万2000平方フィートと15万4000平方フィートの2区画から成るが、両区画は地下道でリンクされる。創出される120万平方フィートの内40%は商業用途に、7万6000平方フィートはバス・インターチェンジに当てられ、残りのスペースが500~600ユニットの住宅となる。バス・インターチェンジは政府に返還されるが、地下道はデベロッパーの管理に委ねられる。
入札募集当初、アナリストらは、2億~2億5000万Sドルの値が付くと予想していたが、今では1億5000万~2億Sドルと見積もっている。同落札価格を含めて開発コストは5億Sドル前後と見られる。
MCLランドはファー・イースト・グループと、オーストラリア企業レンド・リースはセンターポイント・プロパティーと、それぞれ手を結ぶもようで、ピデムコ・ランドやキャセイ・オーガニゼーションも地元や外国のパートナーと共同で入札する見通しだ。この他、シュローダーズ、シティ・デベロプメント、パークウェイ・ホールディングズ、NTUCチョイス、DBSランド、ユナイテッド・オーバーシーズ・ランドらの名も下馬評にのぼっている。(BT:3/3)
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