1995-06-03 ArtNo.1837
◆<星・印尼>首脳、日本の不十分な貿易自由化努力に懸念
【ジャカルタ】シンガポールとインドネシア両国首脳は1日、日本がアジア太平洋経済閣僚会議(APEC)大阪サミットに向けての貿易自由化促進の面で依然として積極的な施策を打ち出していないとの共通する認識を確認した。
この日のスハルト大統領との会談後記者会見したゴー・チョクトン首相は、日本政府はスタート段階で慎重な姿勢を見せているものの、大阪サミットを成功させるために最善を尽くすものと信じると語った。首相は更に「仮に大阪会議で具体的な行動計画が採択されないなら、ボゴル会議、シアトル会議の合意は単なる空論に終わり、全てが失敗に帰する」と警鐘、大阪サミット以前にホスト役を務める村山首相と会談する意向を表明した。(ST,BT,LZ:6/2)
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